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居抜き物件のメリット・デメリットは?


皆さま


ユーミーテナントセンターの事務所先生こと木川です。


本日は居抜き物件についてご説明をさせて頂きます。


居抜き物件を活用することは、テナント事業所向けにとって多くの利点がある一方で、注意が必要な点もいくつか存在します。

このブログでは、居抜き物件の利点と、契約時や運営時に気をつけるべきポイントについて詳しく解説していきます。



居抜き物件の利点



  1. 初期費用の削減

     

  2. たとえば、飲食店や美容室、クリニックなどの業種では、厨房設備やシャンプー台、診療台などの専門設備を新たに設置するには高額なコストが発生しますが、居抜き物件を利用すれば、これらの設備がすでに整っている可能性が高いため、これを活用することで資金を他の運転資金や広告費に充てることができます。

  3. 居抜き物件の最大の利点の一つは、初期費用を抑えることができる点です。

  4. 通常、新規に店舗やオフィスを構える場合、内装工事や設備投資に多額の費用がかかります。

  5. しかし、居抜き物件の場合、前のテナントが使用していた内装や設備がそのまま利用できるため、新たに工事を行う必要が少なくなり、初期投資が大幅に削減されます。



  1. 開業までのスピードが速い


  2. これは、特に市場の動向に迅速に対応したい場合や、特定の繁忙期に合わせて開業したい場合に大きなメリットとなります。

  3. 例えば、飲食店であれば、クリスマスや年末年始の繁忙期に合わせて早めに営業を開始することで、売上を最大化することが可能です。

  4. 居抜き物件は、すでに設備や内装が整っているため、契約後すぐに営業を開始することが可能です。

  5. 新規の店舗やオフィスを一から作り上げる場合、設計や工事に数ヶ月かかることが多いですが、居抜き物件ではそのプロセスを省くことができるため、スピーディに事業をスタートさせることができます。


  1. 立地条件が良いケースが多い


  2. 居抜き物件は、多くの場合、既に一定の需要があるエリアに位置しています。

  3. 前のテナントが営業を行っていたため、その地域にはターゲットとなる顧客層が存在していた可能性が高く、事業の成功に向けた条件が整っていることが多いです。

  4. 特に繁華街や駅前など、集客力のある立地にある物件は、開業当初から一定の顧客を期待できるため、新規の顧客開拓の手間も減少します。



居抜き物件の注意点



  1. 内装や設備の状態確認が必須


  2. 例えば、飲食店の厨房設備や空調設備が古い場合、故障のリスクが高く、結果的に開業後に多額の修理費用がかかる可能性があります。

  3. また、店舗の内装が自身のブランドイメージに合わない場合、内装の変更に思わぬ費用が発生することもあります。

  4. そのため、内覧時に専門家を同伴させるなどして、設備や内装の状態をしっかりと評価することが重要です。

  5. 居抜き物件を選ぶ際に最も重要なのは、内装や設備の状態をしっかりと確認することです。

  6. 前のテナントが使用していた設備がどの程度の状態にあるかを確認し、不具合があれば修繕や交換のコストがどのくらいかかるかを見積もる必要があります。


  1. 契約内容に注意が必要


  2. また、居抜き物件はすでに他の事業が展開されていた場所であるため、その場所で過去に問題があった場合(たとえば、クレームが多かった、近隣住民とのトラブルがあったなど)、その影響が新たな事業に及ぶ可能性も考慮する必要があります。

  3. 前テナントの退去理由を確認することや、近隣住民や地域の評判を調べることも有益です。

  4. 居抜き物件は、通常の物件契約とは異なる特有の条件が含まれていることがあります。

  5. 例えば、前のテナントの設備をそのまま利用する場合、その設備の所有権や修理義務がどちらにあるかを明確にしておくことが重要です。

  6. 設備が不具合を起こした場合に、大家が修理費用を負担するのか、それとも借主が責任を負うのかを契約書でしっかりと確認しておく必要があります。


  1. ブランディングの課題


  2. また、内装や店舗の外観が前のテナントのものと酷似していると、顧客が混乱する可能性があります。新しい事業としての一貫したブランディングを行い、前の事業と明確に区別することが大切です。

  3. 特に看板や外装のデザインは、店舗の印象を大きく左右するため、独自性を打ち出すことが必要です。

  4. 居抜き物件は、前のテナントのイメージが残っていることが多く、新規事業に適応させるためにはブランディングに工夫が必要です。

  5. 特に、前のテナントが強いブランド力を持っていた場合、その影響を払拭し、新たなブランドとして定着させるためのマーケティング施策が求められます。


居抜き物件を活用するためのまとめ


居抜き物件は、初期費用の削減や迅速な開業が可能な点で、多くのテナント事業者にとって魅力的な選択肢です。

しかし、その一方で、内装や設備の状態確認や契約内容の詳細なチェック、ブランディングの課題など、注意すべき点も少なくありません。


物件選びの際には、まず自身の事業に適しているかどうかを慎重に判断し、プロのアドバイスを活用することが成功への鍵となります。

しっかりと準備を行い、居抜き物件を最大限に活用することで、スムーズな事業スタートが可能となるでしょう。


お問い合わせはユーミーテナントセンターまで

TEL:0466-90-5732