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オフィス移転の流れとは?作業を時系列に解説


皆さん


ユーミーテナントセンターのテナント先生こと木川です。


オフィス移転は計画から実施まで複数のステップを経て行われます。

段階ごとに必要な作業を把握しておくと、スムーズな移転が実現できます。

ここでは、オフィス移転の一連の流れを具体的に解説し、各工程にかかる目安期間も合わせて紹介します。




1. 移転計画の立案とスケジュール策定(3~6か月前)


最初のステップは、移転の目的や希望条件を明確にすることです。

現状のオフィスに対する問題点や、新オフィスに求める条件をリストアップし、理想的なオフィス環境を描きましょう。

また、全体のスケジュールを策定し、各工程にかかる期間を確認します。


  • ポイント: 移転が完了するまでの流れを見通し、無理のないスケジュールを立てることが重要です。

2. オフィス物件の選定・契約(3~5か月前)


オフィス移転の目的や条件に沿った物件を探します。エリアや賃料、面積などの条件をもとに複数の物件を内覧し、比較検討を行います。

契約条件の交渉や契約締結には1~2か月かかることが多いので、早めに動きましょう。


  • ポイント: 内覧後は、各候補の長所や短所をリストにして明確にすることで選定がスムーズに進みます。

3. オフィスレイアウト・内装デザインの設計(2~4か月前)


新オフィスの設計を行います。

移転する従業員数や部署の配置、業務内容に応じたレイアウトを設計し、最適な作業環境を作り上げます。

内装デザインや家具の配置なども考慮し、業者と打ち合わせを行い、計画を具体化します。


  • ポイント: 業者の選定や設計案の検討には時間がかかるため、早めに取り掛かりましょう。

4. 移転に伴う各種手続き(1~2か月前)


オフィス移転には、郵便物の転送手続きや、取引先や公的機関への住所変更通知など、さまざまな手続きが必要です。

特に、法人登記の変更手続きや税務署・年金機構などの届け出は法的義務があるため、確実に行いましょう。


  • ポイント: 全ての手続きを把握し、漏れなく進めるためのリストを作成すると良いでしょう。

5. オフィス家具・設備の購入・手配(1か月前)


移転先で必要となるオフィス家具やIT機器などを購入・手配します。

既存の家具や設備を再利用する場合でも、運搬の手配を早めに行う必要があります。

これにより、スムーズな移転が可能になります。


  • ポイント: 事前に必要なものをリストアップし、予算に合わせて購入を計画します。

6. 移転準備・荷造り(2週間~1か月前)


実際の移転に向けて荷造りを行います。不要なものは処分し、移転先で使うものだけを梱包します。

重要な書類やPC機器など、貴重品は移転日当日に運ぶように準備しましょう。


  • ポイント: 社員に役割分担を行い、各自で必要なものをまとめると効率的です。

7. 移転実施(移転日)


いよいよ移転当日です。

計画に基づいてスムーズに移動するために、専門業者の指示に従って作業を進めます。

PCやネットワークの設定が終われば、新オフィスでの業務が開始できます。


  • ポイント: 当日は各担当者が役割を果たせるよう、事前に連絡を徹底しましょう。

8. 移転後の片付け・各種確認(移転後1週間以内)


移転後、荷物の整理やオフィスの使い勝手を確認し、必要に応じてレイアウト調整を行います。

また、取引先や関係者への移転完了報告も忘れずに行いましょう。


  • ポイント: 早期に通常業務が始められるよう、必要な設備の整備や調整を速やかに行います。


オフィス移転のスケジュール表

作業内容目安期間
移転計画の立案3~6か月前
物件選定・契約3~5か月前
レイアウト設計・内装デザイン2~4か月前
各種手続き1~2か月前
家具・設備の手配1か月前
荷造り準備2週間~1か月前
移転実施移転日
片付け・確認移転後1週間以内